マシニングセンタは、複数の刃物を自動で交換できる機能を備え、NC(数値制御)プログラムに従って穴あけや平面削り、ネジ加工などを1台でこなせる機械です。
作業者の主な仕事は、マシニングセンタを操作して製品を加工することです。材料の取付けや製品の取外し、仕上がりの状態や寸法の確認をしながら、量産加工を行います。
加工完了後は、ノギスやシリンダゲージ、ネジゲージという測定器を使って形状や加工寸法を検査します。また、ドリルや刃物の交換・潤滑油の確認および給油・切粉の清掃など、機械の保守点検も行います。加工技術等の習熟後は、図面に基づいた手順・加工方法の決定およびNC(数値制御)プログラムの作成を行っていきます。NC旋盤とは、円柱状の材料を回して、それにバイトと呼ばれる刃物を当てて、材料を削る工作機械で、機械加工で最もよく使われる工作機械のひとつです。機械に読み込んだプログラムによって加工作業は自動的に行われます。
作業者の主な仕事は、加工前の段取りや材料の取付け・製品の取外し、刃物先端のチップの交換、機械の清掃や片付けです。さらには、加工の終わった製品の寸法が図面と一致しているかを、ノギスやマイクロメータ、ダイヤルゲージという測定器で確認して調整の必要があれば補正入力を行います。また、取付け・取外しに産業用ロボットを使っている機械もあるため、ロボットの操作や保守・点検なども行います。